YAMAHAのIPIPトンネルが上手く動いた

network
Published: 2012-02-29

 MLの方々からアドバイスを頂いた結果、YAMAHAでグローバルIPアドレス経由のIPIPトンネルを張る方法がわかったのでメモ。

■YAMAHA Configuration
pp select 1
 ip pp address 122.26.28.xxx
pp select none 
tunnel select 11
 description tunnel test-ipip
 tunnel encapsulation ipip
 tunnel endpoint address 122.26.28.xxx 36.2.107.xxx
 ip tunnel address 172.16.16.6/30
tunnel enable 11

 

 PPにPPPoEで取得したIPアドレスを直接書きます。こうするとPPの経路がルーティングテーブルに乗り、戻りのパケットを正しく処理してくれるようになります。なお、ISPから払いだされるIPアドレスが非固定の場合、ルータが再起動するとトンネルが正常に動かなくなりますので要注意です。。。新しいIアドレスを手動で設定してください。

 そもそも、PPPoEでもらったパケットを自動的にテーブルに載せないのはどうなんだろう。CiscoではPPPoEで取得したIPアドレスを、DialerのConnetedとしてルーティングテーブルに反映してくれるのに。。。

 これ以外に下記の方法もありました。でもトンネル張るのにNATは何か違う気がします。

・tunnel endpoint addressの送信元IPを削除する⇒送信元IPがLANのアドレスになる。

・LAN⇒WANのNATPを設定する

・WAN⇒LANのStaticNATを設定する

 なお、このトンネルインターフェースでOSPFを回すと、なぜかOSPFが2つ動きました。1つはunnumbered、もう一つが172.16.16.6/32です。なぜ2つ動くのか、なぜ/32なのか。これが原因でCiscoとOSPFのネイバーが確立せず、最終的な目的は達成できず。