Global VNet Peeringを試す

azure
Published: 2018-05-02

東日本リージョンと西日本リージョンでGlobal VNet Peering(リージョン間でのVNet Peering)がGAしたので試しました。Region expansion: Global VNet Peering

設定

JapanEastとJapanWest、EastUs2にVNetを用意します。

“Peering"から設定画面に進むと、他のリージョンのVNetが選択できるようになっています。JapanWestのVNetの"Peering"では、EastUs2のVNetが選択できます。

JapanWestのVNetをJapanEastのVNetとEastUs2のVNetに接続してみました。ポータル上でポチポチするだけで異なる地域に存在するプライベートなネットワークがつながるとは、すごい時代になりました。

JapanWestのルーティングは次の通りです。Global VNet PeeringしているVNetのセグメントはネクストホップは"VNet Global Peering"になります。

疎通確認

疎通確認のために、JapanWestとEastUs2にubuntuのVirtual Machineを起動します。別リージョンのVirtual MachineのプライベートIPアドレスに対してPingを打つと普通に通ります。JapanWestのVirtual MachineからEastUs2のVirtual MachineへのPingのRTTは156msくらいでした。

比較のために、Looking Glassを利用して、大阪に設置されているISPのルータからEastUs2のVirtual MachineのPublic IP Addressに対してPingを打ってみました。利用したLooking GlassはTATAANEXIAです。どちらもRTTは165msくらいでした。Global VNet Peeringの方が早い。すごいぞMicrosoft Backbone。