Microsoft Teamsを使ってAzureの仮想マシンを起動・停止する

Azure
Published: 2017-09-10

はじめに

Microsoft Teamsで利用できるBOTを探していたら、AzureBotを見つけました。AzureBotは次の作業をサポートしています。実際に試してみました。

  • 仮想マシンの起動と停止
  • Runbookの実行

インストール

「アプリ」からインストールします。BOTを招待できるのは1:1チャットのみです。チームには招待できません。

できること

話しかけるとBotが自分のできることを説明してくれます。親切です。困ったら「help」と話しかけましょう。できることを説明してくれます。

認証

「loginしろ」と言われるのでloginします。BOTからのリプライに含まれる「Authentication Required」をクリックすると、認証コードが表示されます。このコードをBOTにリプライします。リプライする際には、認証コードを手で入力しましょう。コピー&ペーストしたら認証エラーになりました。

認証に成功すると、AzureBotが挨拶してくれます。

VMを操作する

VMの一覧を表示する

それっぽいコマンドを発言すると、VMの一覧を表示してくれます。

VMを停止する

VMを停止するまでに必要なやりとりがよくできています。LUISを使っているからなのか、いろいろな言い回しを解釈して動作します。自分でBOTを作る時の参考にしたい。

  1. 人:それっぽいコマンドを入力する
  2. BOT:入力内容からユーザがVMを停止したいと解釈して、どのVMを停止したいのかを番号で聞き返す
  3. 人:停止したいVMの番号を入力する
  4. BOT:停止対象の仮想マシンの情報を伝えて、停止に同意を求める
  5. 人:停止に同意する
  6. BOT:停止処理を開始する

VM名を指定して発言すると、上記やりとりの4(停止の同意を求める)から始まります。

VMを起動する

VMの停止と同じ流れでVMを起動できます。

感想

今の業務では検証用VMを高頻度で起動・停止しています。ポータルにログインしなくてもVMを起動・停止できるのは便利なので、業務で使ってみます。