asciidocのimage記法

asciidoc
Published: 2016-12-03

背景

asciidoctor-pdfで画像入りのPDFを作り始めたものの、センタリングやサイジングなどMarkdownには存在しない記法が覚えられません。asciidocは高機能ですが、使いこなせなければ意味がない。

というわけで、公式のユーザガイドから使いそうなものをまとめました。

実践

画像の種類

インラインとブロックがあります。違いはコロンの数です。

区分 記法
インライン image:<target>[<attributes>]
ブロック image::<target>[<attributes>]

インラインとブロックの見た目は以下のとおりです。

ブロックのみ有効になる属性がありますので、意識して使い分ける必要があります。たとえば、あとで説明するalignはブロックでのみ使えます。

サイズ

表示サイズを指定できます。

区分 記法
絶対 image:<target>[width=""]
相対 image::<target>[scaledwidth=""]

絶対指定はwidthです。単位はピクセルです。

相対指定はscaledwidthです。ただし、scaledwidthが有効になるのは、出力先がPDFの時だけです。出力先がHTMLの場合、scaledwidthは効きません。

サイズを指定しないと以下のとおりです。

width="75"をつけると画像が縮みます。

scaledwidth="50%"をつけると、横幅がPDFの印刷領域の半分になります。

整列

センタリングと右寄せ、左寄せができます。

区分 記法
センタリング image:<target>[align="center"]
左寄せ image::<target>[align="left"]
右寄せ image::<target>[align="right"]

何もしないと、左寄せになります。align="center"align="right"をつけた結果は以下のとおりです。

image::17_11_vmd5c.jpg[scaledwidth="50%",align="right"]

image::17_11_vmd5c.jpg[scaledwidth="50%",align="center"]

感想

Asciidocの表現力の高さを、改めて実感しました。