IOSでdiff

cisco network
Published: 2012-08-19

configの差分チェック

 運用において変更前のconfigと変更後のconfigを比較する作業は欠かせません。私の周りだと「diff」か「WinMerge」でやってる人が多いです。これがIOS単体で出来るというので試してみました。

参考ドキュメント

現場で役立つ運用管理機能 IOS Operation Tips.

作業ログ

 まずは変更作業を実施します。easyVPN用に設定してあったVPNプールの設定を削除し、NTPの送信元IFを別のVLANに変更します。

Router#conf terminal 
Router(config)#no ip local pool VPN-Pool 172.16.255.1 172.16.255.254
Router(config)#ntp source vlan 500
Router(config)#end     

 そしてrunning-configとstartup-configを比較します。「differences A B」で、Bにあると「+」、Aにあると「-」が付きます。なんとなくのイメージで「differences run start」にしましたが、可読性を考えると「differences start run」にした方がよさそう。

Router#show archive config differences system:running-config nvram:startup-config
!Contextual Config Diffs:
+ip local pool VPN-Pool 172.16.255.1 172.16.255.254
+ntp source Vlan1
-ntp source Vlan500

 ただしこの機能、cisco892Jにはちょっと大変な処理らしくCPU使用率がぐっと上がります。ただし、100%貼りつきではないので気にするほどではないかもしれません。

55555                                                     
      772222244444555554444477777555555555544444444444444444444444
  100                                                             
   90                                                             
   80                                                             
   70                                                             
   60                                                             
   50   *****                                                     
   40   *****                                                     
   30   *****                                                     
   20   *****                                                     
   10 *******     *****     ***************                       
     0....5....1....1....2....2....3....3....4....4....5....5....6
               0    5    0    5    0    5    0    5    0    5    0
               CPU% per second (last 60 seconds)

 次はWarm Upgradeを試したいです。早く出ろ次のIOS!!15.2(4)T !!